語学系資格試験

語学系資格の詳細をご紹介します。

語学系資格

TOEIC、TOEFL、実用英語検定(英検)と一般的な英語力を問う資格がありますが、大学生が就職活動のときに一番評価を受ける資格は、現在では、TOEICだといわれています。ただし、900点以上の超高得点スコアを有している方以外は、なかなかその英語力を生かせる職場に就けるとは限らないのもが現状ともいえます。それに対して、それぞれの需要に特化した専門性の強い語学系の資格も多くあります。これらの資格は、難関資格である場合が多いのですが、その分、資格を取得すれば自分の語学力だけで将来独立開業等を目指すことも可能になります。本気で語学と取り組み自分の将来を切り開きたいと望まれる方は一度挑戦してみる価値があるでしょう。

 

語学系の資格の主なものは次の通りです。

 

■国家資格
英語通訳案内士

 

■公的資格
実用英語検定(英検)・日商ビジネス英語検定

 

■民間資格
TOEIC・TOEFL・JTA公認翻訳専門職資格・観光英語検定試験・国際連合公用語英語検定・中国語検定・知的財産翻訳検定など。

 

TOEIC@TEST

TOEICは、英語によるコミュニケーション能力を検定するための、世界共通の英語資格試験です。日本の多くの企業で、現在一番評価されるといわれる語学試験で、超高得点取得者は就活時に大きなアドバンテージを持つことになります。外資系企業やIT関連企業等で活躍できる有望な語学資格といえるでしょう。

試験詳細

受験資格 年齢性別学歴を問わず、どなたにも受験できます。
試験日 毎年、8月と2月を除く計10回実施されます。
試験場 全国80ヶ所。詳細はこちら
科目

リスニング:ナレーションや会話などが試験会場に流されますのでそれに答えていきます。写真描写問題10問、応答問題30問、会話問題30問、説明文問題30問
リーディング:問題文が配布されますので、それを読んで答えていきます。短文穴埋め問題40問、長文穴埋め問題12問、読解問題48問

試験方式 マークシート方式
合格率 合格不合格はなく、10〜990点までのスコア方式。

■TOEICテストの公式ページはこちら

 

TOEFL

TOEFLは、英語を母国語としない方のための、英語によるコミュニケーション能力を規定する英語検定試験です。アメリカのETSにより開発され、主に北米の大学及び大学院の入学に際して、入学希望者の英語力を確かめるためのテストとして発展してきました。現在でも英語を母国語としない方が、北米の大学に留学、入学するためには必須の試験となっており多くの受験者がTOEFLに挑んでいますが、同じETSが運営するTOEICとは、その性質上全く内容の違う英語検定試験となっています。

試験詳細

受験資格 年齢、性別を問わず誰にでも受験できます。※身分を証明する書類が必要です。
試験日 月により異なりますが、毎月2〜4、5回実施されます。
試験場 全国各地※詳細はこちら
科目

■リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクションから成る。
リーディング:各12問〜14問。選択問題、文章挿入問題等。
リスニング:マイク付きヘッドセットを使用。各5〜6問。会話、講義。
スピーキング:マイク付きヘッドセットを使用。独立問題:提示されたテーマで好みや理由を述べる。
@大学生活を想定した文章や学術的文章を読み、その文章に関連したコメントや講義の内容について話す。
A大学生活を想定した会話や、講義を聴き、その内容について話す。
ライティング:筆記試験
@学術的文章を読み、その説明をリスニングし、要約して文章にする。
A提示されたテーマについての作文問題。

試験方式 セクションにより異なる。
合格率 合格、不合格による選定は行わず、0〜120点のスコアを通知する。

■TOEFLテストの公式ページはこちら

 

英語通訳案内士

英語通訳案内士は、外国からやってくる英語ネイティブの観光客に対して、通訳業務並びに観光案内等を行うための国家資格です。この資格は国土交通省主管にて実施されており、有資格者でなければ、外国人に有料で観光案内をすることができないと法令で定められています。合格のレベルは、TOEICや英検の最上位クラスの英語力が必要といわれ、英語系資格の中でも最難関と位置づけられています。また、英検1級保持者並びにTOEICテストにおいて840点以上のスコア保持者は、筆記試験が免除となります。※申請が必要です。

試験詳細

受験資格 特にありません。
試験日 筆記試験:毎年1回8月下旬に実施。口述試験:毎年1回12月上旬に実施。
試験場

筆記試験全国9都市(札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、京都府・大阪府、広島市、福岡市、那覇市。京都&大阪はいずれかひとつ。)
口述試験東京都&埼玉県(どちらかひとつ)、京都府&大阪府(どちらかひとつ)、福岡市。

科目

筆記試験:英文の読解問題、英文和訳問題、和文英訳問題、英語による説明問題、単語英訳問題、日本の地理及び歴史についての知識問題、日本の産業、経済、政治及び文化に関する常識問題。いずれも高校の教科書レベルの知識が問われます。
口述試験:日本の地理、歴史、産業、経済、政治及び文化に関する設問を通訳、及びプレゼンテーションを行う。

試験方式 筆記試験:マークシート方式。口述試験:質疑応答形式。
合格率 25年度30.9%

■英語通訳案内士試験の公式ページはこちら

 

JTA公認翻訳専門職資格

JTA公認翻訳専門職資格は、JTA(一般社団法人日本翻訳協会)が主催する翻訳者認定資格です。英語と中国語の2部門にわかれており、それぞれの言語の理解力、表現力、並びにそれぞれの国の文化に関する理解力、言語の専門知識などが問われ、IT時代に即した翻訳者としての実務能力を推し量る試験となっています。有資格者はプロの翻訳家として独立開業もでき、翻訳家を目指される方はぜひとも取得しておきたい資格といえるでしょう。

試験詳細

受験資格 年齢、性別、学歴等は問いません。
試験日 年4回、3月、6月、9月、12月に実施されます。
試験場 自宅(オンライン方式による試験です。)
科目

英語:翻訳文法技能試験、翻訳IT技能試験、翻訳専門技能試験(6ジャンルから選択)、翻訳マネジメント技能試験
中国語:翻訳文法技能試験、翻訳IT技能試験、翻訳専門技能試験(2ジャンルから選択)、翻訳マネジメント技能試験

試験方式 オンライン方式
合格率 公開されておりません。

■JTA公認翻訳専門職資格試験の公式ページはこちら